オタとカメラと戦闘機

主に築城基地にて撮影した写真を紹介。時々オタネタなど盛り込んでみたり。

EF600mm F4L IS USM

「EF600mm F4L IS USM」通称ロクヨンIS。

1999年に「EF600mm F4L USM」の後継機種として登場。手ブレ補正機構(IS)搭載の大口径望遠Lレンズ。2012年に「EF600mm F4L IS II USM」が登場したので私のは一世代前のレンズになります。

光学系に蛍石レンズ1枚、UDレンズを2枚配置することで、その写りはカメラ背面液晶での確認でも十分に違いが分かるほどの高画質。当初本当に鳥肌が立ちました(´ω`;)

新型の光学系はUDレンズ2枚が蛍石レンズ1枚に取って代わり、従来の第一レンズ(保護ガラス)までもが廃される等、超軽量化と高画質化を更に突き詰めているので物凄く興味津々ですが、こんな高額レンズをポンポン買えるほど高給取りではないので見ない事にしてます(笑)

 

製品外観

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これぞキヤノン砲~!と言う風貌。

 

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とにかく「デカイ」「重い」「被写体ドコ?」と言う三重苦が付きまといます(^^;)

 

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フードを付けると、私の簡易スタジオのキャパオーバーに。デカ過ぎです。大きさ比較にiPhone5置いて見ましたが、イマイチ伝わりませんね・・・。

 

さて、このロクヨンISですが開放F4では少々眠たい絵(柔らかい絵)を吐き出します。しかしF5.6まで絞ると恐ろしくシャープな絵になると言うのが特徴です。反面、背景のボケが自然です。兄弟機のEF500mm F4L IS USMことゴーヨンは開放から使えるシャープさを持っていて、反面ボケが少々うるさいようです。

 

使用感

上記した様に「デカイ」「重い」「被写体ドコ?」+「筋トレ必須」です。

まずその大きさに圧倒されます。知り合いの方々には「なにそれこわい。ビームとか発射できるでしょ」とよく言われます・・・。そして、ビーム兵器に間違われるのに何度か「鈍器」として使用した経験があります。当然故意ではないですよ。事故ですよ?w

 

そしてとにかく重い。レンズ単体重量が 5,360g。7Dの重量が820g。合計約6kgです。撮影時はそこまで重さを感じませんが(航空祭で1日振り回しても大丈夫)運搬時には「重すぎんだよ・・・」とウンザリする事必死です。当然その約6kgはほぼ全て左腕にのしかかって来るので筋トレが必須です。後、腰にも相当キます。何度か真上に構えてブルーを追っかけていた時に「グキッ」と腰ヤッテマスw

 

カメラ本体がEOS7Dですので、テレコン無しで35ミリ換算960mmを実現する超望遠。被写体をフレームに入れる事自体が難しいです。あれ?被写体ドコ?(´д`;)状態です。 コレにx1.4のテレコン入れよう物なら35ミリ換算1,344mmにもなります。

もう訳が分かりません。肉眼で位置確認してファインダー覗いても絶対被写体が居ません。当然戦闘機は単機での撮影しか出来ず、フォーメーションテイクオフなんて拷問に近いです。民間機なんて(以下略)

 

 

総評

画質に関しては非の打ち所が無いですが、重さだけがネック。

人と違う事が好きで、尚且つ腕力と体力に自信の有る方は選んでみて良いかと思います(^^;)

しかし、正直ゴーヨン、「もっと長く~」でテレコン運用した方が幸せだと思います。軽いですし(笑)

 

以上、あくまで私見ですので、あしからず(´ω`)